第一回車いすスキルマスター講習会
-車いすバスケットボールのクラス分けの基礎を作った ホルスト・ストローケンデル博士(ドイツ)に学ぶ-
車いすを使用する方にとって操作技術の習得は、活動範囲の拡大による社会参加やQOLに大きく影響します。しかし実際は、そういったスキルを学ぶ機会がなかなか得られません。今回の研修では、車いす操作の指導の第一人者をドイツから招聘し、2日間の車いすスキル講習を実施します。実際に車いすを使用している方、ご家族の方、お仕事で関われている方、ご興味のある方など、専門的な知識の有無を問わずにご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしています。
講師名:Dr.Horst Strohkendl(ホルスト・ストローケンデル博士)
元ケルン大学治療教育学部教授
ドイツ車いすスポーツ連盟研修部門責任者
ドイツウィルチェアーラグビー連盟副会長
ドイツ体育大学ケルンにおいて「車椅子スポーツのための機能的なクラス分けで博士号を取得。この論文によって車いすバスケのクラス分けシステムの基礎が確立され、その理念は広くパラリンピックスポーツのクラス分けに活用されました。国際ストークマンデビル車椅子スポーツ連盟役員、国際車椅子バスケットボール連盟技術顧問等を務め、大学在任中は、特別支援学校の教員養成を行う中、特に車椅子を使用する障害児の運動指導論について研究を行いました。ドイツにおいて、医療機関における車いす操作技術の指導が困難となる状況を見越して、地域のスポーツクラブにおいて実施可能な車いすスキルの指導プログラムを開発し、現在はドイツだけではなく、ブラジル、トルコなど国際的に指導者の育成を行っています。
【プログラム概要】
本講習は第一回実施記念企画として、ドイツより講師を招聘して行います。そのため、第四部に特別講座として、講師の専門である車いすを用いたスポーツ体験を実施いたします。
[第一部]車いすスキル基礎
前進、ターン、スラローム、バックなどの車いすの基本的な操作について、段階的なスモールステップの指導を通して習得します。
[第二部]車いすスキル応用
キャスター上げ、段差昇降など、車いすの応用操作を、段階的なスモールステップの指導を通して習得します。
[第三部]介助・被介助法
段差、階段等における介助方法(車いす使用者の方はどのように介助者に指示を出すか)を学びます。
[第四部]車いすスポーツ体験
講師の専門である、主に日常生活用車いすを用いたスポーツ体験(球技を含む)を行います。 ※特別講座
今後、こういった講座を定期的に行っていくとともに、地域で車いすの指導ができるインストラクター研修も実施します。インストラクター研修では、車いすの操作技術を修得していることが受講資格となりますので、インストラクター研修にご興味のある方は是非受講をご検討ください。
【開催日時】 | 2015年12月27日(日)/28日(月) 10時(受付開始9時30分)〜16時 |
【会場】 | 茨城県立医療大学体育館 茨城県稲敷郡 阿見町阿見4669−2 アクセス |
【参加費】 | 2万円(Re-SCI会員及び学生は1万円) どちらかの日程に1日のみ参加していただくことも可能です。その場合の参加費は一般14,000円、Re-SCI会員・学生7,000円です。 ※協力団体からの参加費は15%引きです。 |
【申込期限】 | 2015年12月26日(土) |
【定 員】 | 20名 |
【主 催】 | 一般社団法人 国際せきずい損傷リハビリテーション協会 (Re-SCI) |
【協 力】 | 株式会社幸和義肢研究所 茨城県シッティングスポーツ研究会 |
【お問合せ先】 | 一般社団法人 国際せきずい損傷リハビリテーション協会 (Re-SCI)/担当:橋本 〒135-0061 東京都江東区豊洲1丁目2-34 TNKビル7F TEL : 03-5809-9884 FAX : 03-6369-4072 携帯 : 080-7005-2129 Mail : info@re-sci.or.jp ※ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。 |
この事業はスポーツ・フォー・トゥモロー認定事業として認定されています。
Sport for Tomorrowは、2014年から2020年までの7年間で開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象に、日本国政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。
世界のよりよい未来をめざし、スポーツの価値を伝え、オリンピック・パラリンピック・ムーブメントをあらゆる世代の人々に広げていく取組みです。
このプログラムを着実に実施していくことは、2020年東京大会に向けた日本の国際公約の一つでもあります。
お問合せは下記へ
社団法人国際せきずい損傷
リハビリテーション協会
〒135-0061
東京都江東区豊洲一丁目2‐34
TNKビル7F
Tel:03-5560-9903
Fax:18603-5560-9903
Mail:info@re-sci.or.jp
窓口・電話受付時間
平日11:00〜17:00