就労支援プロジェクト
Re-SCI就労スキルアップ講座開講
国際せきずい損傷リハビリテーション協会は、脊髄損傷者の社会復帰の一つに就労を掲げています。昨今、企業への障害者雇用義務化によって、障害者に対する求人は少しずつ増加しています。しかし、脊髄損傷者はほとんどの方が車椅子を必要とするため、エレベーターや車椅子対応トイレの設置といった物理的な問題から企業側の受け入れが消極的なのが現状です。Re-SCI就労スキルアップ講座のような取り組みは、主に自立支援法の「就労移行支援」という形で就労移行支援施設が取り組んでおります。しかしながら、対象が身体障害者という大きな枠組みの中にあって、個々の障害に合わせたプログラムが提供される施設はありません。さらに自治体によって「就労移行支援」は、就労訓練の必要性でなく障害の程度差で判断され、中には支援を認めてもらえない方もおり、サービスを受けるまでのハードルは決して低くありません。
物理的な問題を抱えてでも、雇用したいと思わせるスキルを身に付けるためには、個人の障害に合わせたプログラムを受ける事ができる本当の意味での就労支援が求められています。そこでRe-SCIは、さまざまなジャンルの講師をお招きし、個々の障害に適したスキルアップ講座を開講し、脊髄損傷者の就職を支援します。
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